普通って凄いこと

2017.03.07 Tuesday

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    前回のブログを見て、ああ、私はこの後1週間後には目の不調が出て、その後入院してるんだなぁって思って、色々とまた感慨深いものがありました。

    気になる方は詳しくはこちらのコラムを読んでみてくださいね。

     

    人生、本当に何が起きるかわからないなぁーって思います。

    病気をすると人生観変わるって言いますよね。入院していたのは1週間程度ですが・・・目が不自由になったので、それだけで人生観というか、目が見えることで楽しめることばかり趣味にしていたんだと気付きました。

     

    本を読むこと、映画を見ること、ドラマを見ること、オシャレをすること、ネットを見ること・・・

     

    車の運転も目が見えないと出来ないですし、一人で出かけることも、ヨガのレッスンをすることも出来なくなる。

     

    私の人生の約9割は目が見えることで成り立っているのだと気付きました。今のご時世もしかしたら、多くの人がそうなのかもしれません。生まれつき盲目でなければきっと目が不自由になったとしたら、まず最初は絶望しかないのかもしれません。一時ではあっても、症状が良くなるまでは私もこのままだったらどうしよう?と不安を感じずにはいられませんでした。

     

    目が見えないと色んなことが制限されるんだなぁって思って、もしそうなったら何を楽しみに生きていけばいいのかと考えてみたのですが、全然浮かびませんでした。

     

    五体満足に産まれ、それほど病気もせずに47年間生きてきて、初めての入院でした。

    普通って、本当に凄いことなんだと思ったのです。

    老化に向かっているこれからの人生、自分に何ができるのか、何をしたいのか、改めて考えるいい機会となりました。

     

    そして、先日「この世界の片隅に」を観て来ました。

    友人が勧めていたし、話題にもなっていたし、「君の名は」より観たいと思ったので一人で観て来ました。

    淡々と時々ちょっとコミカルに主人公「すず」の人生が描かれていきます。やさしいタッチの映像とは反比例した戦時中の過酷なお話。

    これが実写だと直視できないかもしれないけれど、アニメだからなのか、戦時中の辛い哀しい部分は少しだけ距離がおけて観られたような気がします。

     

    内容はこれから見たい方もいるでしょうから、ここではあえて述べませんが・・・見終わった後に徐々に余韻が広がるいい映画でした。

     

    戦時中を生きてきた方は本当にすごいなーって思ったのですが、きっと私が退院後に感じた「当たり前の幸せ」を感じて、一歩一歩踏みしめて生きてきたんだと思うのです。だから、何もない焼け野原から立ち上がり、高度経済成長期に一気に数十年で達する訳です。そして、戦争を知らない世代が調子に乗ってバブルで弾ける(笑)

     

    あんな時代が70年ほど前にあったんだと思うと、本当に不思議な感覚です。

    当たり前のことが当たり前じゃないのだと日々ちゃんとかみ締めて生きていかなればいけないのだと、映画を見ていて思いました。

     

    そして人間はどんな状況におかれていても希望がある限り、苦しくても明るく生きていけるのです。希望を失くしたとき、人はどんなに裕福で満たされていたとしても死にたくなるのだと思います。以前読んだアウシュビッツの収容所の本「夜と霧」の中に書かれていたのもただ単に暗い苦しいだけではなかったという事実を知って驚いたものです。人はいずれ環境には慣れるものだし、希望があればどんな状況におかれても楽しみを見つけられるのだと思います。

     

    だから、戦時中の過酷な状況の中でも人々は生き抜いてこられた。

     

    この先、いつまで健康で生きていられるか・・・わからないですが、どんなことがあったとしても希望を失わずに生きて行きたいなと思ったのでした。

     

     

     

     

     

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