痛みについて

2013.04.10 Wednesday

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    評価:
    伊東 博,Joan Borysenko
    誠信書房
    ¥ 2,940
    (1990-03)
    コメント:とても分かりやすく、心と身体のことについて書かれています。簡単な瞑想法やエクササイズも紹介されていて、初心者にもお勧めできる本です。


    久々のブログ更新となりました。

    1年ほど前に、買った本をもう一度読み返しているところです。

    最近、生徒さんの数名が「腰痛」とか「肩の痛み」や「膝の痛み」など、辛い痛みを抱え、ヨガを続けたいけれどお休みしなければならないという場面が多々あり、私ができることはなんだろう?と考えておりました。

    この本に、痛みについて記述されている部分がありました。痛みは『痛い』という身体的な事実そのものと、その痛みに対する『態度』の二つに分かれるということ。例えば、偏頭痛などの痛みとそれに付け加えた態度「痛みがいつ終わるだろうかという不安」「睡眠も妨げられるいらだたしさ」「からだの裏切りに対する怒り」「病気になったことに対する自己非難」「コントロールを失ったことに対するやりきれなさ」「自分の手のとどかないところにいってしまったという嘆き」など・・・。

    そして、この第二の態度が体の反応を固くしてしまうのだそうです。そしてより一層痛みは酷くなるのです。

    こういう悪循環・・・思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか?


    痛みに対する最も有毒な態度はそれを払いのけようとして、身体的にも精神的にも、そればっかりを気にしすぎることなのだそうです。だから、痛みを見直す新しい大きな枠組みはそれを受け入れて身体的にも精神的にもそのことに気楽になることなのだそうです。

    痛みをコントロールするためには、それを払い除けようとしないこと。

    ふと、反抗期の自分を思い出しました。何かわからないモヤモヤとした気持ちがあって、それを受け入れてもらいたくて、自分を認めてもらいたくて、親にわざわざ反抗していたように思うからです。「どんなあなたでも、私はあなたを認めますよ」という態度を試していたように思うのです。

    慢性的な痛みも、もしかしたら「反抗期」と一緒なのではないかと。

    「どんな状況でもいいよ」と認めてもらいたいのではないだろうか?それを拒絶したり、否定したり、変えようとしたり、排除しようとせずに、ただ受け容れてもらいたいのではないだろうか?

    解決するためには「まず聞くこと」が大切だと思うのです。身体も同じ。何か反論をしているならば、その声をまずは聞いてあげて、今まで無視していたことを認めて、受け容れる。そこからもしかすると、答えが見えてくるかもしれません。

    例えば、私自身は昨年の夏に長い時間カギ針で編み物をして、腕と肩を痛め、1週間ぐらい、手を下げていられらない状態になりました。完治するまで数ヶ月かかりましたし、現在も炎症がおきる前と同じ状態かどうか怪しい感じです。

    パソコンに向かうのも痛い、車の運転も痛い・・・今まで感じたことのない痛みに襲われました。仕事柄、早く治したくて、針に行ったり、お灸をしたりしましたが、今思うのは、何もせずに経過を見守ることが一番効いたような気がします。痛みが出て初めて、自分が肉体を酷使していたという事実に気付いたのです。もっと前から、身体はサインを出していたはずですが、集中しすぎて、気付くことができませんでした。

    それに、ヨガを毎日しているから、大丈夫だと安心していたのです。

    ヨガをしていても、指導員でさえ、ぎっくり腰になる人もいますし、四十肩になる人もいます。ただヨガをしていればいいって訳じゃないということを知っていたはずなのに、そのことを知っている自分だけは大丈夫だと思っていたのです。お恥ずかしい・・・。知っているのと、実践するのとは、全然違うと知っていたはずなのに、痛みに襲われてはじめて、自分だけは大丈夫だと思い上がっていたことに気付いたのです。

    そして、もうひとつ気付くことができたのは、痛みが出ているときは他の悩みや不安や不満が感じられなくなるということ。私が腕を痛めたのは、猫が死んで寂しさを紛らわすために編み物に熱中していたからなのですが、痛いときには寂しさを感じませんでした。痛みに意識が集中していたからです。

    そして、こんなことになるなら、人がなんと言おうと、早く次の猫たちを迎えよう・・・と決心しました。

    痛みに煩わされているときは、もしかしたら、逃げたい、目を背けたい悩みや不安や不満があるときなのかもしれない・・・と思うのです。私にはずっと左の腰の痛みがあって、ヨガをはじめてからかなり解消されたのですが、長時間立ちっぱなしだったり、長時間歩いたりすると痛くなっていました。

    最近、長時間歩いたり、立っていたわけじゃないのに、痛みが少しぶりかえしてきて、「なんだろう?」と思っていたのですが、ふと、気付いたのです。自分の下半身の太さに不満があり「細くなりたい」と思っていたことが原因じゃないかと。まわりの人は「太くない」と言ってくれるのですが、私の中ではそれでは満足できず、「細いね」と言われたいという願望があったんです。それって、今の自分ではまわりから認められないという思いがどこかにあるから・・・だと気付きました。

    努力することや、目標を立てることはある程度必要だと思います。今の自分をより良くするならいいのですが、今の自分では褒めてもらえないという思いから上を目指すのは違うということに気付きました。細くなったとして、もっと細くてバランスがいい人がいたら?もっと、もっと細くなければ自分は認められないと思ってしまうでしょう。まるで整形を繰り返す人の心理と同じように思います。「もっと、もっと・・・」と。

    もしかしてこの腰痛は「ありのままの自分を認めて」というサインなのかもしれません。下半身が細くなくてもモデルみたいに着こなせなくても、自分らしく健康ならいいじゃない!という身体の声なのだと。今のままだと満足なんてできる日は永遠に来ないんだよ・・・と。

    人と違っていいんだと思いながら、みんなと違うというよりは、みんなより良くありたい、自分だけは特別でありたいというか、人から羨ましがられたいという思いが私の中にずっとあったのです。

    だからこそ、私にはヨガによって、身体とこころを解放して、執着を捨て、今の自分を受け容れる作業が必要なのだと思うのです。みんなの中で一番を目指すという競争心ではなく、自分という人間をまるごと受け容れるために・・・。

    何かを気付かせてくれるために「痛み」があるのかもしれません。不満があったり、不安を抑えていたり、自分を否定していることを気付かせようとしているのかもしれません。また変わることへの不安や抵抗から来るのかもしれません。そして、痛みがあることで誰かの注意を自分に向けられると思っていることが原因のひとつかもしれません。

    私は今回のことで身体も個性、人と違っていいのだということを本当の意味で理解したように思います。だって、みんな同じだとしたら、自分と他人とどうやって区別すればいいのでしょう?好きも嫌いも良も不可も善と悪も何もなければ、成長することもできないはず。

    誰かのようにならなくてもいいし、なれないことを受け容れなくてはならないのだと知りました。


    だからって区別するのをやめる必要はないのです。たとえ順位をつけたり、比べたりしても、そのこと自体は悪くありません。ただ現状を表しているにすぎません。それに執着しないこと。見えている状態とか結果だけに囚われないようにすること。

    だから、私は痛みを抱えている人に「自分を責めないで。今がチャンスなんですよ!」と自信をもって言えるなら、それでいいんじゃないかな?・・・そう、今は思っています。

    また、長くなってしまった・・・笑

    コメント
    本を読んでなるほど〜って思うけど、実際体感してみないと本当に理解するのは難しいよね。ましてや人に伝えるのは・・・やっぱりピンチはチャンス☆だよ、辛いけど(__;)

    痛みはドリシティだよね。他の事に意識がいかないのは、場合によっては楽になってるって事だ。
    痛みを観れるようになるといいんだけど、これまた難しいんだな。人間だもの、笑

    痛みを抱えてる人をなんとかしようとしちゃうけど、やっぱりそれも観守る態度なんだろうね。

    こういう西洋テイストの体に聞きなさいっていうの多いけど、東洋的なのって有ったっけ?

    長かったけど猫の可愛さで許す、笑
    • by mari
    • 2013/04/11 12:37 PM
    ★mariさん

    読むの大変だったでしょう 笑
    私もまとめるのが大変でupするのに1週間ぐらいかかったかも!これでも大部削ったんだよ〜苦笑

    東洋的なのって、あるかな〜?禅とかだと、放棄になっちゃうか。ある意味同じなんだろうけど、もってるって認めないと棄てられないからさ。
    • by みか
    • 2013/04/11 3:31 PM
    初めまして。
    2月からジムでヨガしています。
    3月足4月手首休むしかないと感じます。基本がないので…。
    整形で患部時下にする注射うちながら何しているのかなぁって!!
    猫さん美しい美にゃんこさんですね♪
    • by よっしー
    • 2013/05/05 3:56 PM
    ★よっしーさん

    はじめまして、コメントありがとうございます。
    3月に足、4月に手首を傷めたのですか?
    ヨガは逃げないので、痛みがなくなったら再開すればいいと思います ^^ 焦らずマイペースに続けてくださいね!

    美にゃんこありがとうございます♪毎日「かわいいね」って言ってます 笑
    • by みか
    • 2013/05/06 7:51 AM
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